アトピー渡米治療体験記

中年になってから再発したアトピーを、2011年に渡米して治療した経験を書いてます

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レースのランジェリーと痒み

アトピーの湿疹が全く出なくなって、人生にいろいろ楽しみが増えた。その中でも女の子ならではの楽しみは、素敵なデザインの下着を着られるようになったことだ。

治療前の状態では、レースなどいろいろ飾りのついたものは皮膚を刺激するのでとても着られなかったし、たとえ無理して身に着けてもかきこわした傷からの出血や粘液等でべたべたに汚れてしまう。オシャレどころのさわぎではなかった。渡米後は、湿疹は治ったけれどもしばらくは肌がまだ敏感だし、大事をとってなるべくシンプルなもの、しかもガンガン洗濯して乾燥機にかけても大丈夫そうなものを選んでいた。

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おかげさまで今では肌がだいぶ丈夫になったので、好きなものを身に着けられるようになった。先日も、ヨーロッパからの輸入ランジェリーを専門に扱うお店で素敵なデザインを見つけ、試着して購入した。そして、そのお店の店員さんから「そうだったんだ!」とビックリする情報を手に入れたので、肌の弱い女性のみなさんにお伝えしたいと思う。

アトピーでなくても、豪華なレースがついたものを身に着けると痒くなったりかぶれてしまう女性はけっこういる。その店員さんも、その一人だ。その原因の一つは、レースの加工にあるという。

高級ランジェリーやウェディングドレスのレースは、特殊なスターチ(のり)やクレイ(泥)で加工してある。お裁縫をやる人ならわかると思うが、うすく繊細なレースはそのままではヒラヒラして縫いにくい。高価なランジェリーやドレスは間違いが許されないので、1ミリの狂いもなく縫い付けるためにレースをスターチやクレイで加工して硬くして縫製する。その加工がチクチクして肌を刺激するので、肌が敏感な人はひとたまりもなく、かぶれて真っ赤になってしまうことがあるという。

この加工は、普通に手洗いや洗濯機洗いしただけでは落ちない。そこで、身に着ける前には必ず、お酢を使って落とす。

洗面器にお酢(安い食用酢で十分だが、色がついてないものを使うこと)を四分の一カップと、ランジェリーがひたるくらいの冷水を入れる。そこへ買ったばかりのランジェリーをひたし、6時間から8時間置く。つけ置きのあとは冷水でよくゆすぎ、形をくずさないよう丁寧に水気を絞り、陰干しする。もちろん、全工程が手洗いである。よくすすげば、乾いたあとお酢のニオイはしない。

実際にやってみると、確かにレース部分が柔らかくなって身に着けてもチクチクしなかった。ちなみにスーパーで売っている安い下着のレースは、ここまで気を使わなくてもいいと思う。が、例えばベルギー製の総レースのナイトガウンなどを贈られたら、面倒でもこの方法でレースの加工を完全に落としてから身に着けるべきだ。

この方法を知ったからには、レースは怖くない。また、湿疹が消えて肌がキレイになったから、お店での試着も気がねせずできる。マネキンが着ている豪華でセクシーなランジェリーを指さして、「あれが欲しいんだけど、私のサイズを出していただける?」と堂々と言えるようになったのは、私にとってものすごく大きな進歩だと思う。

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夏に便利なもの

連日、日中の外気温が摂氏30度を超す日が続いている。夜半は涼しくなり、朝方は毛布がないと寒いくらいなのだが、いったん陽が昇るとデジタルの温度計がぐんぐん上昇していく。

そんな日の外出時や、旅行時に便利なのが Cetaphil Cleansing Cloths である。セタフィルのクレンザーがしみこんだお手拭きといったかんじの製品。一枚の大きさは12センチX20センチと、赤ちゃんのおしりふきと同じくらい。一袋に10枚入っていて、ハンドバッグにちょっと入れてもがさばらない。

セタフィルのお手拭き


オレゴンでは高澤さんから、「タオルを小さく切ったのをビニール袋に入れて持ち歩いて、汗をかいたら水で濡らしてふきなさい」と教わった。 Cetaphil Cleansing Clothsが発売になるまでは、そうやってタオルを持ち歩いていた。が、今はこのセタフィルのお手拭きが便利なので使っている。とくに飛行機に長時間乗るときは、機内でもお手拭きは出るがそれでは足りないので、このセタフィル製品で肌を拭っている。けっこう繊維がしっかりしているので、一枚で顔から首すじ、上半身をふいてサッパリすることができる。

cetaphil
このように、表面にエンボス加工がされている

日本のアトピー患者さんの中には、普通のウェットティッシュを使っている人もいる。が、私はウェットティッシュだと香料がきつかったり消毒用アルコール濃度が高かったりして肌がガサガサしてくるので、ちょっと手をふくときくらいしか使えない。このセタフィルのお手拭きだと無香料で肌のうるおいを奪わないので、首などデリケートな部分にも安心して使える。

カナダやアメリカに住んでいると、セタフィルの割引クーポンがいろいろ手に入るので、お得に買えるのも私にとってはポイントが高い。

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Cetaphil Restraderm

渡米から6年を経過した今でも、私は飽きずにセタフィル製品をスキンケア用品として使っている。カナダ在住なのでセタフィルはどこでも手に入れやすいし、いまのところ肌に合っているようなので、他の製品を試す理由がない。

これまではセタフィルのクレンザーで顔や体を洗ってから、セタフィルのモイスチャライザーを塗っていた。特に問題はなかったのだが、先日同じセタフィルのRestradermを試す機会があった。というのも、二週間ほどの旅行に出ることになり、スーツケースのすみっこに入る大きさのモイスチャライザーを探していたらこのRestradermがあったからだ。いつも使っている普通のモイスチャライザーは、500mlで重く、がさばる。かといって旅行用に市販されている携帯サイズは小さすぎる。このRestradermは、295ml。ちょうどいいサイズ。

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左から、普通のモイスチャライザー、Restraderm、携帯サイズのセタフィル。

このRestradermはセラミドとフィラグリン配合で肌のうるおいを保つとかで、「乾燥してかゆい肌用」となっている。私はどちらかというとベタベタした保湿剤よりサッパリしたタイプの方が肌に合うので、これはどうかと思った。以前にもセタフィルの他のラインのクリームなどの試供品をもらい、試したところ保湿が強すぎてダメだった。が、これは実際に使ってみたら普通のセタフィルとほぼ同じテクスチャーで、ベタベタしない。暑い夏日でも、気持ちよく使える。そして、肌がしっとりうるおう。

私はよく鼻のかみすぎで鼻の皮膚がむけることがあるが、これを塗るとキレイにもとどおりになる。

一個で17ドルとやや高めだが、しばらく使ってみようと思う。クレンザーは、今まで使ってきた普通のセタフィル(コストコで売っているやつ)を使っているし、変えるつもりはない。クレンザーはどうせ洗い流しちゃうんだし、成分の違いはそんなに影響するとは思えない。

セタフィル製品も、日々改良されているんだなあと思う。

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帰国後六年

アッという間の六年、というのが正直な感想である。

あいかわらずアトピーの再発はなし。
当初「六年間続けろ」と言われたアレルギー注射を中止してから三年になるが、全く問題なく過ごしている。セタフィル使用のスキンケアや、敏感肌専用洗剤使用の洗濯・乾燥機による乾燥などはまだ続けている。微温の20分お風呂はやっていないが、シャワーは汗を流すためにこまめに浴びる。ブリーチお風呂は、汗をかく夏に時々やることがある。

薬品類は、アレルギー関係では抗ヒスタミン(Reactine)を必要に応じて飲むことがある。大掃除でホコリを吸い込みそうなときなどだ。それ以外の薬は、使わなくなって久しい。

ここ数年の家計簿を見ると、アトピー関連の出費がどんどん減って、今ではコストコでたまに買うセタフィルとか、年に一回買い替えるエピペンぐらいが出費の内容。アトピー予算の余剰分で、夫婦二人でワイナリーめぐりをしたり美味しいものを食べに行ったりできるのは、ありがたいことである。

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エピペンのリコール

先日、ウォルマートの薬局から電話がかかってきた。

薬局「昨年、エピペンを買いましたよね?」
私 「はあ」
薬局「リコールが出てます。シリアルナンバーを確認してください」

なんと、エピペンの自動注入装置に不備があることが発覚したのだそうだ。アナフィラキシーが起きて、いざエピペンを使おうとしたら針が出てこない!生きるか死ぬかというときに、これじゃあ使い物にならない。ということで、問題のあるエピペンを回収しているのだという。

早速自分のエピペンを調べて、薬局の人にシリアルナンバーを伝えた。幸い、私が買ったやつは回収対象ではなかったので、そのまま持っていて大丈夫だだと言われた。回収対象のエピペンのシリアルナンバーは、Health Canadaのサイトに明記してある。

私はアレルギー注射を止めてもう三年になるが、昔子供のころにアナフィラキシーを経験したのでエピペンは主治医から毎年処方箋を書いてもらっている。それにしても、薬局がちゃんと購入者の記録を調べて連絡してくれるなんて驚いた。まあ命にかかわることなので当たり前かもしれないが、当たり前のことをちゃんとやらないビジネスが多い昨今、ちょっとウォルマートを見直してしまった。

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プロフィール

Demy101

Author:Demy101
カナダ永住の既婚女性。アメリカ・カナダに住んで二十年以上。アトピーは子供の頃に日本で発症し、日本・カナダ・アメリカでそれぞれ西洋医学治療および自然治療を経験。脱ステをして自然療法で治ったことがありましたが、40代になってから再発。アメリカ・オレゴン州の皮膚科医マセソン先生のもとでの治療を決意しました。

免責事項
私は医師ではありません。患者としての経験をここに綴っています。お読みになった方は、各自の責任において治療をすすめてください。当ブログの御利用につき、何らかのトラブルや損失・損害等が発生した際には、私は一切責任を持たないものとします。

Disclaimer
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