渡米治療から飲み始めたClaritin(これは商品名で、Loratadineが薬品の名前)は、帰国後も一日一錠(10mg)飲むように指示されている。アレルギー注射の日は、注射の一時間前にこれのRediTab(口の中で溶かすタイプ)をとるように指示されている。
これはアメリカのMerck & Coから発売されているH1受容体拮抗薬で、第二世代抗ヒスタミン剤に分類される。第一世代が眠気を催す副作用があるのに対し、第二世代は「眠気を催さない」ことが売りとなっている。またClaritinは、一日一錠で効果が持続すると言われている。
私は渡米前は、Benadryl を飲んでいた。これは第一世代なので眠くなる作用を期待して、夜痒くて眠れないときに飲んだ。が、痒みにも眠気にも効かなかった。
Claritin はアトピーの痒みに効くか?というと、実は私にはよくわからない。帰国後は渡米前のような痒みが出ないため、比較のしようがないのだ。ただ典型的なアトピー体質として、私は蚊に刺されたりするとどんどん赤く腫れ、痒くなり炎症が広がってしまうタイプである。そういう時にClaritinを飲むと、一錠(10mg)では全く効かない。アレルギー注射のあとに腫れた時も同様だ。二錠(あるいは三錠)続けて飲むと、効果を発揮する。(注射のあとの腫れが冷やしてもひかない時は、注射後にもClaritinを続けて飲めとオレゴンから指示を受けている。私が勝手に服用量を増やしているのではない。念のため)
しかし、複数錠とると眠気などの副作用が出てくる。
このことは、アメリカやカナダのアレルギー患者達のフォーラムや、私の周囲のアレルギー持ちの間では繰り返し話題になっている。手っ取り早く言うと、Claritinは決して眠くならない抗ヒスタミン剤ではない。一日10mgに押さえている限り、副作用が出にくいだけである。薬の注意書きにも、
"Taking more than directed may cause drowsiness." (定められた量以上を服用すると、眠気が出ることがある)とちゃんと書いてある。
しかし、10mgでは少なすぎて効かないことがある。「眠くなるけど、二錠(20mg)飲まないとダメ」と言う患者は、多い。製薬会社が出しているデータと、実際に服用している患者の実体験との間には、差がある。ま、これはClaritinに限ったことではないが。
アレルギー患者にとって痒みやくしゃみなどの症状はつらいが、日中に眠くなる副作用はやっかいである。車を運転する人にとっては、危険ですらある。そこで、昼間に飲んでも眠くならない抗ヒスタミン剤への期待は大きい。製薬会社は「眠くなりません」といううたい文句でClaritinを売り出した以上、一錠に含まれる効能成分を増やすわけにはいかない。効果は高くなるが、副作用も出るからである。
私は複数錠を飲む必要がある時は、できるだけ夜にとることにしている。就寝前なら、眠くなる作用はかえってありがたいからだ。
ブログ村 アトピー性皮膚
最新コメント